「庭にある石を処分したい」
「石を加工して並べてみたい」
など、石の割り方に興味がある人はいますか?
今回は、石の割り方や道具について、ご紹介したいと思います
ページリスト
・石を割る道具
・ハンマー使用の注意点
・大きく石を割る
・小さく石を割る
・石を整える
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石を割る道具
石を割るためには、専用の道具が必要になります
石を割る道具として、一般的にはハンマーが有名です
しかし、種類が多くどれを選べばよいか分かりづらいと思います
そこで、少しご紹介してみたいと思います
石頭(せっとう)ハンマー
通常のハンマーよりも大きめで重量は1~2㎏程度のものが多いです
頭部は片側が平面で、もう片側が凸面になっています
コヤスケやタガネの頭を叩いて石を割ったり、削ったりするハンマーです
石の硬さなどで大きさを使い分けます
基本的に石頭で石の表面は叩きません
玄能
直接石を叩いて割るためにつくられたハンマーです
頭のみでの販売が多く、柄はホームセンターや専門店で購入しましょう
比較的大きな玄能の方が割れやすく、使いやすいです
タガネ
別名石ノミなどと呼ばれます
石を割ったり、表面を彫ったり削ったりする際に使います
特殊銅または炭素銅でつくられた六角柱タガネと平タガネがあり、石の表面にあてて石頭で叩き割ります
石頭で手を叩かないようにしましょう
コヤスケ
特殊な形をしていますが、金色の部分を石に当て石頭で頭を叩くように使います
敷石や張石、石積みなどの施工で、石と石の合幅をあわせるため石を割るのに使われることが多いです
コヤスケのポイント
あてる角度によって割れ方が異なります
刃を石の表面に直角にあてると深く割れ、斜めにあてると薄く割れるということです
鉄平石槌
乱張りや薄い石の加工に使います
割りたい部分を先端の尖った所で叩いて割っていきます
ビシャン
割った後の石を整える道具です
石の角や割肌を自然な仕上がりにしてくれます
セリ矢
大きめの石材を割るためのクサビのような道具
石には石目と呼ばれる割れやすい目があるが、クサビを割りたい場所に打ち込めばどこでも割れます
割りたい場所を決め、ラインにそってハンマードリルで穴をあけた後、セリ矢を打ち込みます
ハンマーなどで叩いて、セリ矢を徐々に深くめり込ませ、やがて音が変わり割れます
大ハンマー
このように大きなハンマーがあれば、石が簡単に割れるのではと思いますが
基本的に上手に割ることはできません
このハンマーはセリ矢を叩く際に使用します
ハンマードリル
セリ矢を打ち込む際の穴をあける道具です
セリ矢のサイズに合わせ、ドリルのサイズを選びます
刃がすぐに焼けてしまうので、水をかけながら作業を行うとよいです
ハンマー使用の注意点
ハンマーの使用前、使用後は頭と柄の取り付け部分に緩みがないか確認する
作業中はハンマーで手を叩かないように細心の注意が必要です
また、石を叩いたときに石片や石粒が飛んで目を痛めることがあるので、ゴーグルなどの着用は欠かせません
必ず手袋を着用し作業を行いましょう
大きく石を割る
道具
・セリ矢
・ハンマードリル
・大ハンマー
割りたいラインに沿って穴をあけ、セリ矢をセットし、大ハンマーで順番に叩いていきます
「ピリピリ」
という音とともに、ひびが入り割れます
小さく石を割る
道具
・石頭
・コヤスケ
・玄能
割りたい部分にコヤスケを当て、石頭でコヤスケの頭を叩いてわります
石が飛び散るので、ゴーグルや手袋を着用しましょう
玄能で直接石を叩き、割ることもできます
ただし、大きく割れすぎてしまうことがあります
石を整える
道具
・石頭
・ビシャン
・コヤスケ
・鉄平石槌
・タガネ
上記の道具を使って石を細かく加工し、整えます
石の加工ポイント2選
①石を4角形以上に整えると、並べやすく自然に見えます
②なるべく石と石の隙間が均等になるように加工する
まとめ
石を割ったり、加工するための道具はたくさんあります
石の加工方法により、使い分けることが大切です
自分に必要な道具を見つけ、石を割りましょう
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