庭木の育て方・作り方(剪定による木の経過観察)
どのように剪定をすれば、きれいで整った庭木に見えるのでしょうか
私は毎年さまざまな方法をためして研究をしています
地域によって、多くの剪定方法があると思いますが
今回は広島にて私が学んだ、庭木の作り方を写真使ってご紹介したいと思います
ページリスト
庭木の育て方(水やり・薬剤散布・肥料)
庭木の剪定時期
庭木の経過観察
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庭木の育て方
・水やり
庭に植物を新たに植えた際は、みずやりの管理に注意をします
とくに2ヶ月ほどは時期にもよりますが、2日~4日おきに水やりを行います
庭植えで年数のたった木の場合、水管理に特に気を使う必要はありません
夏の異常な熱さがつづく時に水を与えるくらいで大丈夫です
より庭木を元気に育てたい場合は、年間をとうして3日~5日以上雨が降らない場合に水を与えます
薬剤散布
庭木には虫や菌がつくことがあります
薬剤散布の時期は
芽が動きだす4月頃
芽が二次成長する8月頃
成長のとまる11月頃
にすると効果的です
私は薬剤を毎年違うものにします
理由は、虫や菌に薬剤の抗体ができ、効かなくなってしまうからです
お客様から相談の多い、ヒイラギモクセイの薬剤散布の時期は、ゴールデンウィークの前に行うのが効果的です(私は展着剤とトレボンなどを使います)
消毒については庭木の消毒(薬剤散布)のブログ記事を参考にしてみてください
肥料
基本的には冬場の寒肥えを行います
理由としまして、春先の芽がでるタイミングに合わせ、栄養を与えるためです
肥料の内容にもよりますが、1年~3年程度に1度行います
花が咲く木でしたら、咲き終わりに花柄摘みとお礼肥えの液肥を行います
肥料については、ブログで紹介している庭木を元気にする肥料の方法を参考にしてみてください
庭木の剪定時期
庭木や植木の剪定は対象となる樹木の種類、生長段階によって時期と方法が異なります
常緑樹は5~6月と9~10月、落葉樹は12~2月、針葉樹は3月と10月を目安として剪定するのがおすすめです
また、花木の場合は、花や実が終わってから2ヵ月以内に行なうのがよいです
忌み枝(不要な枝)を中心に切り落とし、樹形をすっきりと整えると綺麗に見えます
太枝の剪定後は癒合剤(トップジンなど)を塗布しておくとよいでしょう
庭木の経過観察
1・中国ミツマタ
こちらのミツマタは2014年に苗木を植え、育てています
毎年、3月頃から綺麗な花が咲いてくれます
名前の由来通り、みつまたの枝になるよう剪定を心掛けて作っています
2015年
苗木を植えて、一年後の姿です
大きな花が咲き、嬉しかった記憶があります
2016年
苗木を植えて2年後の姿です
別れている枝部分を3つになるように作っています
2017年
苗木を植えて3年後の姿です
根がしっかりと伸びてきたため、木の勢いがよくなりました
幹の太さも昨年の2倍ほどに育ちました
中国ミツマタは大きくなるスピードが早いです
2018年
苗木を植えて4年後の姿です
ミツマタの形が出来てきました
私が意識したことは、全体に日が当たるように剪定ラインを決めること
ミツマタらしい、3つの幹や枝に別れていくよう剪定をすること
これら2点の考えで剪定していきました
2・マキノキ
段ものになっていたマキノキを
2013年にいる枝だけを残し切りました
この時は、もう少し枝葉を残せばよかったと後悔していました
2014年の姿です
古葉をむしる剪定をした後の画像です
早く芽数を増やさねばと焦っていた時期です
2015年の姿です
古葉をむしる剪定をした後の画像です
この年はまだ勢いが弱く芽数が増やせませんでした
2016年の姿です
勢いが少しでてきました
枝を伸ばし、針金掛けを行い、枝の段を増やしました
2017年の姿です
ようやく勢いがつき、形が見えてくるようになりました
芽数を増やしてにぎやかにしていきたいと思います
2018年の姿です
なかなか芽数が増えていません
マキノキの反省点は、最初にいらない枝をすべて切ってしまい、木の勢いも落ち、数年間さみしい木になってしまったことです
いらない枝を切りたい衝動を抑えて、剪定をしなければいけないと反省しました
3・クロガネモチ
2013年に頭部を切り作り変えを行ったクロガネモチです
2014年の姿です
頭を新たに伸ばし、全体の枝を縮めました
また、立ち芽を全て切りました
2015年の姿です
らせん状に枝がくるように、3つの太枝を切りました
新たに枝を2本伸ばし始めました
樹形ラインに気を付けながら、縮めたり伸ばしたりする剪定を行いました
2016年の姿です
樹形ラインが決まってきました
芽数を増やしていく剪定に移ります
2017年
手入れ前の姿
2017年剪定後の姿です
樹形が整いました
芽数を増やし、段を分けていく作業にはいります
以上が庭の剪定経過観察になります
合わせてブログ庭木の剪定方法(基本)の記事もどうぞ!
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