「街路樹はなんで植えてあるのだろう?」

「冬に枝を全て切るのはなんで?」

 

日本では、当たり前の風景になっている街路樹

道路沿いや歩道に植えられた大きな木や小さな木

どのような目的があるのでしょうか?

 

ふと気になったので調べてみました

街路樹にはいろいろな効果や目的があるようです

 

 

ページリスト

・街路樹を植える理由

・剪定する理由

 

 

街路樹を植える理由

 

「街路樹なんてなければいいのに」

なんて思ったことはありませんか?

落ち葉で掃除が大変だったり、電線に木があたっていて危ないなど、さまざまな弊害があるのも事実です

そこで、街路樹を植える目的を4つご紹介します

 

・景観の形成
・環境保全
・交通安全
・健康づくり、レクリエーション

 

・景観の形成

街路樹を植えることにより、まちなみに統一感をあたえ、沿道の景観に・彩り・季節感・うるおいをもたらすことが目的とされています

・環境保全

緑陰をつくり夏の日差しを和らげ、周囲の気温の上昇を抑えることでヒートアイランド現象の緩和や、CO2を吸収することで地球温暖化防止に役立っています

また、車からでる排気ガスや粉塵を受け止め、騒音を和らげてくれる効果があるようです

 

・交通安全

車と歩行者の道をはっきりと分離し、並木効果による視線誘導、ヘッドライトの防眩効果などの交通安全の向上に役立っているようです

・防災

火災時の熱吸収や低減による延焼防止効果があるほか、地震時の家屋倒壊防止などの防災機能があるようです

 

・健康づくり、レクリエーション

街並みに緑が入ることにより、散歩やジョギングを楽しめ、健康増進や精神的な充実感を与えてくれる効果があるようです

 

上記の理由から、街路樹は植えられているそうです

目には見えない多くの効果があるのですね

 

 

剪定する理由

 

「街路樹が丸裸になってる!」

通いなれている道の街路樹が剪定されていて、驚いたことはないでしょうか?

夏と冬に行う剪定には意味があるようです

どのような目的で剪定をしているのか5つご紹介してみたいと思います

 

・樹木の健全な成長を促す
・市民の安全を守る
・街並みにあった樹形にする
・自然の効果を考える
・市民からの要望に答える

 

・樹木の健全な成長を促す

公園の樹木や街路樹に限らず、樹木は枯れ枝や、衰弱した枝、虫がついていたり、病気になったりしている枝が付いたままになっていることがあります

これらの枝は健全な成長が見込めないのに、樹木は栄養を与え続けてしまいます

そこで、こういった健全な成長が望めない枝を人の手で落とすことで、栄養を有効に使うことができます

こうすることで、山野に比べて厳しい環境である公園の樹木や街路樹の健全な生長を促すことができるそうです

 

・市民の安全を守る

本来、山野に自生する樹木は自然と不要な枝葉を落とします

しかし、公園樹や街路樹などでは、市民の方々にとって非常に身近な存在であるため、枯れ枝の落下は場合によっては重大事故へとつながる可能性もあります

そのため、先に人の手で落とすことにより安全を確保することができるそうです

 

・街並みにあった樹形、大きさにする

公園や街路樹などは山野とは違って限られた空間の中で成長をしなければなりません

もし、公園の樹木や街路樹を自然のまま育ててしまうと、電線に枝がかかって断線したり、近隣のお宅に枝が侵したりと、さまざまな問題を引き起こしてしまいます

そのため、公園の樹木や街路樹は、人の手を加えることによって、周辺状況に適した大きさを維持する必要があるのです

 

・自然の効果を考える

夏場と冬場では、剪定を行う方法・目的が異なります

具体的な例を挙げると、夏場は暑さから歩行者を守るため透かし剪定を行い、木陰を作るような剪定を行います

冬場には落葉する葉っぱを掃除する目的と樹形を維持する為に、丸裸に剪定することが多いようです

 

・市民からの要望に答える

「電線に枝が引っ掛かっているので剪定してほしい」

「落ち葉が大変なので剪定してほしい」

など、住民の声を聞き剪定を行うこともあるようです

 

 

まとめ

街路樹は、目には見えないさまざまな効果があるようですね

また、丸裸に剪定をするのにも意味がありました

街路樹は私たちが生活していくうえで、大切な役割を担ってくれています

 

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