バラの管理方法
バラの花は他の植物に比べ、とても綺麗ですよね
どの様に育てれば、綺麗な花を楽しめるのでしょうか?
そこで、今回はバラを上手に育てる方法をご紹介してみたいと思います
ページリスト
・バラを購入する前に考えること
・バラの選び方
・用土
・植え方(地植え・鉢植え)
・水やり
・肥料
・消毒(予防)
・バラの経過観察
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バラを購入する前に考えること
バラを上手に育てるには、育てる場所にあった種類のバラを購入することが必要です
大きく育つバラや小さく育つバラなど、多くの種類があります
自分がどの様に育てたいのかイメージし、お店の方に説明して頂くのがおすすめです
また、バラは日当たりを好みますので、植える場所(置き場)を検討しましょう
バラの選び方
はじめてバラを育てる方は、大苗を購入するのがおすすめです
新苗に比べ、少し値段は高くなりますが、育てやすくその年から花を咲かせます
大苗はどっしりと重たく、枝がよくしまっているものがよく育ちます
また、苗の状態は葉っぱに表れます
鮮やかな緑色の葉っぱであるものがよい苗です
用土
バラが好む用土は、水はけがよく・水分・養分を蓄えてくれる弱酸性の土です
これに適しているのは赤土または赤玉土とパーライト、牛糞堆肥の組み合わせです
おすすめ赤土はこちらです
牛糞堆肥は乾燥または完熟タイプのものを使います
おすすめはこちらです
植え方 (地植え・鉢植え)
地植え
基本的にはお庭の土で十分ですが、黒土・砂地の場合はバラの周囲だけでも赤土に変えた方が良いでしょう
- 植える位置を決めます
- 土を50〜60センチ掘ります
- 牛糞堆肥を5リットルくらい(バケツに一杯くらい)入れ、根に直接触れないように土を少し戻します
- 鉢から苗木を抜き、根鉢を崩さないように置きます
- 残りの空間に土を戻し、安定させます
- 最後に、たっぷりと水を与えます
※接ぎ口が土の中に埋まらないように注意してください
鉢植え
鉢植えの場合、赤玉土(小粒または中粒):牛糞堆肥=7:3で混ぜたものを使います
鉢はバラの根鉢よりひとまわり大きいバラ専用のバラ鉢をおすすめしています
- 鉢に赤玉と牛糞堆肥を混ぜた土を少し入れます
- 苗木を鉢から抜いて、根鉢を崩さないように鉢に入れます
- 位置や高さが決まったら残りの空間に土を入れ、安定させます
- 最後に、たっぷりと水を与えます
※接ぎ口が土の中に埋まらないように注意してください
ブログ記事植物の植え替え・管理方法を参考にしてみてください
水やり
バラは乾燥しすぎても枯れてしまいますが、いつも土が湿っている状態もよくありません
そのため、土の状態に気を配ることが水やりのコツです
土の表面が乾いたら水やりのタイミングです
鉢植えは、水が蒸発して蒸れないよう、午前中か夕方に水を株元へ注いでください
肥料
バラは他の草花よりもたくさんの肥料を必要とします
植えるときの土にたっぷりと肥料が含まれていることはもちろん、追加でたくさんの肥料を与えます
鉢植えは、冬と花が咲いている間を除いて、毎月1回は定期的に液体肥料を水やり代わりに与えます
おすすめの肥料は、バラに適した栄養が含まれている「バラ専用」のものを与えると安心です
私が使っている肥料はこちらです
消毒(予防)
バラが活動している3月から11月の間、7日〜10日に1回消毒をします
一般的に販売されている薬剤の効力は1週間くらいでなくなります
効率よく病気・害虫を予防するには7日〜10日に1回消毒をしてバラの株を常にコーティングした状態にします
葉の表・裏、土の表面にかけますが、花にかかると変色の原因になりますので、注意してください
薬には、病気を予防する殺菌剤、害虫を予防する殺虫剤の二種類あります
病気と害虫を防ぐためには両方使いましょう
初めての方は、あらかじめ殺菌と殺虫が一緒になっているタイプのものを使うとより簡単にできます
おすすめはこちらです
次に、バラがかかりやすい主な病気や害虫をご紹介します
灰色カビ病
灰色カビ病は、花びらにカビを発生させる病気で、つぼみがかかるとバラが咲く前に腐ってしまいます
枯れた花はこまめに摘み取り、病気が出ているところは早めに切り取りましょう
ウドンコ病
ウドンコ病は、葉の裏側などがウドン粉を振りかけたように白くなり、やがて縮れてしまう病気です
まだ症状が軽いうちに、STダコニールやサプロール乳剤などを散布します
カイガラムシ
カイガラムシは、白色の貝殻を被ったような見た目の虫で、古い枝に付着して樹液を吸います
また、カイガラムシの排泄物は葉を黒く汚すスス病を誘発します
対策としては、幼虫の発生期に浸透性薬剤のオルトラン粒剤やアクテリック乳剤などを散布しましょう
枝に張り付いたカイガラムシを見かけたときは、歯ブラシなどでこそぎ落とします
剪定
夏と冬に剪定をしていきます。夏は、枯れ葉や弱い枝を切り取り、長くなった枝は1/3ほど短くしましょう
バランスを考えて、最終的な姿を意識しながら、つるや枝を整えましょう
冬は、花を咲かせたい枝を残して、他をばっさり切り落とします
切る基準は・枯れ枝・病気枝・古い枝・細い枝を選び、根元から切り取りましょう
切り詰める枝は、外側の芽の5〜7mm上を目安に切り落とします
咲きがら処理
花が咲いた後、そのままにしておくと実が付きます
実をつけると養分を消費してしまい、次の花が咲きにくくなります
四季咲きのバラも、花の咲き終わりに咲きがら処理をすることによって、よりバラを楽しむことができます
バラの葉は基本的に、花に近い方から3枚・5枚・7枚の順に付いています
花が終わり剪定する時は、5枚の葉を目安に切りましょう
“花が終わると5枚葉の少し上を切る”これが咲きがら処理です
バラの経過観察
2015年3月にバラの苗を購入し、植え替えを行ったバラです
ハダニなどがつく為、消毒をこまめに行っています
また肥料も一株に6粒ほど与えています
6月頃の様子です
大きな花が咲いてくれました
つぼみ
満開
つぼみ
満開
こちらのバラは四季咲きで秋の頃の画像です
多くのつぼみがついていました
日が暮れて仕事から帰ると、あまりにも綺麗に咲いていたので、嬉しくなって写真を撮りました
癒される時間ですね
バラの育ちやすい土に植え替え、消毒と肥料を行った結果
大量の花を咲かせてくれましたよ
まとめ
育てる環境に適したバラを購入し、こまめな消毒、肥料、咲きがら処理を行えば、綺麗なバラを育てることができます
ぜひ挑戦してみてくださいね
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