DIY庭づくり(コンクリート土間編)
「庭の一部や通路を土間コンクリートにしてみたい」
「どういった作業内容なのだろうか?」
と思っている方はいらっしゃいますか?
コンクリートの材料や作業内容を学んで、DIYでチャレンジしてみましょう
仕上がりの出来や要領の良さでは、プロの方にはかなわないかもしれません
しかし、自分で勉強して作ったコンクリート土間は、きっといい思い出になりますよ!
ページリスト
・土間コンクリートのメリット
・コンクリートとは
・自分でコンクリートを練る場合
・土間の勾配
・用途によるコンクリート、砕石の厚み
・施工方法
・土間コンクリートDIYのポイント
合わせて読みたい記事
土間コンクリートのメリット
- 土道にくらべ足元が汚れない
- 雑草が生えてこない
- 地面が平らになり、歩きやすくなる
他にも見た目をお洒落に美しくするなどメリットはたくさんあります
コンクリートとは
コンクリートとはセメント、砂、砂利、水を混ぜ合わせたものをいいます
すべてホームセンターで入手可能ですが、混練は相当な重労働ですので、大量に必要な場合は生コンクリートを製造している、プラントにお願いするのがおすすめです
「いや!自分で材料を練ってコンクリートを作りたい」
と思っている方は、プラ箱とよばれる混練用の箱で練りグワを使い、練り合わせるのがおすすめです
もしくは、ホームセンターなどでコンクリートミキサーを借りるのも便利ですよ
生コンクリートの必要量は、仕上げの厚みx面積で計算することが出来ます
自分でコンクリートを練る場合
1 セメント1:砂3の割合で空練り
ここでは水を入れません
混ぜムラの無いようクワで均一に混ぜてください
2 砂利を配合
砂利の量はセメント1、砂3に対して、6の割合で入れてください
3 水を配合
水の量に明確な規定はありません
少しずつ様子を見ながらある程度流度がでるまで入れてください
土間の勾配(こうばい)
コンクリートを打設するためには、仕上がりの高さを決め、雨水が流れるための勾配をつけます
コンクリートを水平に打つと表面に水がたまります
水は低い方へ流れるので水たまりができないように水勾配(坂道)をつくりましょう
また、どこに水を流せばしっかり排水して問題ないのかを考えましょう
水勾配の基準
水勾配はプロの方で、1%~2%が基準で綺麗に見えます
(1%とは1㍍で1㎝の勾配のことです)
勾配をとることで、水もしっかり流れ、水がたまるようなことはありません
コンクリート経験がない方が施工する場合、2%~5%を目安に施工されるといいとおもいます
水がたまらないように坂道をつくりましょう
用途によるコンクリート、砕石の厚み
歩行部分
コンクリート厚6センチ以上
砕石6センチ以上
駐車場
コンクリート厚10センチ以上
砕石10センチ以上
施工方法
まずは、コンクリートの高さを決めます
水勾配を考えましょう
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高さの設定が終わると、土間コンクリートの厚み+砕石の厚みの土を掘ります
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掘りかたが終わると、砕石を敷き、転圧します
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場合により土間コンクリートの高さに合わせ木の枠を組みます
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次はメッシュ筋(以後 メッシュ)と呼ばれる金網を敷き詰めます
ホームセンターで販売しているメッシュには5mmと3.2mmがあります
コンクリートを打つ部分にメッシュをひいていくのですがメッシュは1m×2mありますので約2㎡分ひけます
10㎡コンクリート打つ場合は約6枚必要になります(メッシュを1マス重ねる為)
メッシュのひきかたは1枚目と2枚目のジョイントを1マス重ねます
重ねることによって割れ止めになります
重ねたジョイント部分には結束線(針金のようなもの)をハッカー(ペンチでも代用できる)を使い固定します
雨水のマスなどがあり、メッシュ筋を切る場合はクリッパーを使います
メッシュはコンクリートの真ん中にいれるのが理想な為、サイコロを置きメッシュを浮かせ固定します
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コンクリートが広い場合はスリットを開けるか、割れ止めに伸縮目地をいれます
10㎡に1本が基準です
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土間コンクリートの準備完了
生コンクリート(固まる前のコンクリートのこと)の材料は近くの建材屋さんでそろいます
また、生コンの発注もできると思います
生コンを運ぶのに必要な道具は一輪車です
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コンクリート打設
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高さを正確に調整します
この際にしっかりと骨材を沈めることができると、後で鏝仕上げをするのが楽になります
しかし、早くやらないとコンクリートが固まってしまいますので一時間を目安に、コンクリートを流し終わってください
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生コンをきれいに均すために、本焼きの鏝をつかいます
均し終わったところはまだまだ表面が荒いので少し時間がたってから金鏝できれいに表面を撫でていきます
基本的には2回金鏝で押えればキレイに仕上がります
コンクリートは何回も金鏝で押えていけばキレイに仕上がっていきます
↓
完成
(注意)
3日間ほど乾かしてから歩きましょう
1週間以上たつと、車の乗り入れができます
土間コンクリートDIYのポイント
上記の流れが一般的ではありますが、やはり皆さんには難しい作業が多い気がします
そこで、DIYポイントの紹介です
1 砕石入れはやめましょう(地面が固ければ大丈夫です)
2 メッシュ筋はやめましょう(手間とお金がかかりすぎます。コンクリート厚を10センチ以上にすれば大丈夫です)
3 生コンクリートを入れ終わったら、ホースをシャワーヘッドにして軽く水をかけましょう(乾きが遅くなるとともに、鏝でならしやすくなります)
以上3点です
これなら出来そうですよね
それでも不安な方へのポイントは
「コンクリートは失敗しても壊すことができる」
ということです
納得できなければ、電動ピックや大ハンマーなどを使って壊しましょう(結構大変ですが…)
まとめ
上記の内容を参考にし、まずは少量のコンクリートを作って鏝でならしてみましょう
出来そうであれば、ぜひDIYで挑戦してみてくださいね
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