庭木の剪定方法(中級)

 

「どの様に切れば、整った庭木きなるのだろう?」

自分でお庭を管理したい

または、管理しているという方は多いのではないでしょうか?

その際に、綺麗にかっこよく剪定できれば嬉しいですよね!

そこで、少し応用的なポイントをご紹介したいと思います。

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ページリスト

・枝の切り方

・枝の整え方

・その他のポイント

 

 

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枝の切り方

 

庭師が意識する枝の切り方は、切り口が見えないようにすることです

具体的にいえば、人の目線より高い枝の場合は

上むきの切り口になるように剪定します

目線より低い場合は下向きの切り口になるように剪定します

 

そうすることにより、どこを切ったのか目立たなくなり、自然な仕上がりになります

 

 

枝の整えかた

 

基本的に枝は横へ広がるように作ると綺麗に見えます

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上むきの枝

 

上むきの枝は勢いが強くなり、枝の流れを乱してしまいます

また、勢いが強いため、他の枝が枯れることがあります

上むきの枝は根元から切り落としましょう

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下むきの枝

 

逆に、下むきの枝は勢いが弱いため、枯れる可能性があります

こちらも枝の根元から切り落としましょう

 

 

枝先を整える

 

枝先の葉を樹形の範囲の中でおさえましょう

ブログ記事の庭木の剪定方法(基本)にて説明していますので、参考にしてみてください

飛び出た枝は葉のついた部分で切り戻し剪定を行いましょう

切り戻す場所は、樹形ラインよりも中に入った部分できりましょう

 

カシ剪定前 図

 

 

強い枝は元から切る

 

同じ様に剪定をしていても、強い枝が発生してきます

強い枝を残さず、強さが均等になるよう剪定すると、強い枝が発生しなくなり整った枝になる

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枝の間隔に気を付ける

 

枝が多くあるところ、枝が少ないところなど、ばらつきがあるとバランスが悪く見えてしまいます

綺麗に見える枝の間隔を意識して剪定してみましょう

 

綺麗に見える間隔は、木の上の部分は枝、葉数を少なくするように調整します

下にいくにつれ、枝、葉の数を徐々に増やしていきます

 

モミジ剪定後

 

下にいくにつれ枝、葉数を増やす理由は

普段見ている山の木もそのようになっているからです

自然に近いバランスにすることで、綺麗な木に見えます

また、もうひとつの理由としまして、下枝の方が勢いが弱く、上部の方が勢いが強いからということです

上部を強く、下枝を軽めに剪定し成長のバランスをとっていくためです

 

 

その他のポイント

 

ヒコバエを切る(木の下から生えてくる枝)

 

庭木は弱ったり、強く剪定をすると地面の近くから枝が発生することがあります

この枝は見た目も悪く、また力強く成長するため早い段階で切り落としましょう

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まとめ

今回は枝の作り方をメインに説明させていただきました

様々な方法があると思いますので、私の剪定方法以外も参考にして、自分の気に入った方法を行ってみましょう

 

私が剪定で大切にしていることは

「剪定をして木を造るのではなく、木がすこやかに成長するための剪定をする」

ということです

自分の思い通りにならないことも、楽しみながら剪定ができるといいですね

 

 

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